セラピストになろうと思ったきっかけは？
この質問を今まで出逢ったセラピストさん達に聞くと、それぞれの自己体験型のストーリが
あります。
例えば、OL時代の仕事のストレスでアロマセラピーに出逢って癒されたことで勉強した。
体が弱くて昔から自然療法に沢山出逢ったことや、病気の時に行った療法で元気になりこの
世界に入った人。
昔、ネイルアーティストになりたいと思った時期がありましたの。私。爆）
私の母は結婚前まで、服のデザイナーをしていましたので、服、アクセサリー
帽子、靴をささっと着こなしていたオシャレな女性でした。
とにかくファションセンスのある女性で、どこへ行っても目立ち、本人の人柄も含めて
かなり地元で有名な母でした。
小さい頃から絵を描くのが得意で、アイデアもどんどん出てくる、手先の器用な私は、いろ
んな色の組み合わせ、ホイホイと母の爪に細い筆で絵を書いたりして周りを驚か
せていました。
それから後に、ネイルアートスクールの説明会を聞きに行った際、、、、
あの強烈な基材の匂いと、粉の舞う空間。
”あー私にはこの仕事は出来ないな、、” そう思っていたときに
この会で、スクールの校長が話したハンドマッサージに、何かが響きました。
被災地で言葉が出なくなった人、話せなくなった人に
ハンドマッサージをすると、ぽつりぽつり語り出すようになった、
声を出して泣くことが出来るようになった、そんなお話でした。
手の温もりは大きな癒しだと言われました。
その時、子供の頃、スポーツの仕事の父に、よく頼まれてマッサージをする時、父に私は子
供ながらにツボをよく知っていると、いつも感心されることを思い出しました。（褒めたら
伸びることを知っている親。。）確かに、感覚で分かるというか、手がいくというか、とに
かく得意でした。
すぐにハンドトリートメントの学校を探しました。
足の裏に体の臓器を反射区と見立てて行う背術、リフレクソロジーから始まり、
アロマセラピーと、次から次へと自然療法の世界との出逢いが重なり、どんどんこの世界に
魅了されていきました。
私の幼年期は、母が乳製品やお肉が苦手なことで、ただ彼女の大好きな食がテーブルに並
ぶ。
それは今でいうマクロの食生活なのでしょうね。本人は全くマクロをしていた訳でもない、
母の大好きな田舎の食生活だっただけ。ですから、スナック菓子、マクドなんぞない。プラ
スチックは使わない、化学洗剤は使わない、ボディシャンプーなんぞない。。当時から母は
未来の自然汚染を心配し生活していましたから、
母が常に注意していた話は、現実のものとなり、環境汚染や人間の病の問題になっていま
す。
今から思うと母が私たちにくれたギフト、私の幼年期の生活は本当にラッキーでした。
幼年期から自然療法の世界は、とても身近で、心地よいもの。
そして、やはり親戚のおばちゃん？田舎のおばあちゃんの素質。。が。。。
”大丈夫かいな？” ”これ使い、ええよ～っ” と
やってしまう性格。”あそこが痛い” 肌がこんなに。。”と
聞くと、すぐさまに溢れてくるアイデアや方法、”これとこれで、あれとあれを、、”と、心
と身体が動く。手が動き出す。止まらない。
軟膏を作って送る、ローションを作っては持たせる。。。。
ほとんど押し付け←本人には悪気は全くない。。。
そう、超おばあちゃん気質。。。汗
それらを使ってくださった方々からの、肌の調子が良くなった、痛みが消えた等の声から
いろんな今のプロダクトのアイデアになっています。
ですので、私には今までこの目で見て、経験し、体験してきたこと、
クライアントの方々、家族、友人とのセラピーの臨床データーが
今日、大変役に立ってくれています。
振り返ると、子供の頃から親から教わった、受け継いできたもの、気質などが
こうして今に繋がっているんだなぁ。。。
母へのネイルも、父へのマッサージも、同じで
自分の手が何かを施し
ハッピーよ！と、楽になった～、と、幸せな笑顔を見る度に
”あ〜良かった～”と心から思う。
そう、私にとってのセラピストのお仕事は、自分が楽しくて、幸せなもの。
何より、私を幸せにするものであります。
お陰様で健康、元気が取り柄の私。。
私が元気で幸せなら、その周波数は必ず周りにも影響していくと信じています。
これから皺くちゃになっても、元気なセラピスト
そう、愛のあるセラピストでありたいなーと思います。
あなたの元気も、必ず周りの人へ繋がっていますから。
この仕事をするようになったきっかけを手繰るのは
きっと自分の忘れていたミッションや、大事にしているものを
再確認出来る作業ですね。
皆さんのストーリは何ですか？