
学名:Citrus limonum (limon)
産地:インド、イタリア、イスラエル、アメリカ
部位:果皮
快晴のサンディエゴ。朝のヨガクラスの帰り、青空に黄色く輝く果実が沢山なっているレモンの木を見つけました。まだ青いままの果実も沢山。
黄色いレモンの果実を見ると、気持ちがスッキリ、清々しい気分になります。
そしてレモンの味、香り、あのスッパイ果実をイメージするだけで口の中には唾液が溢れてきて、、
レモンは皆さんも良くご存知な果実ですよね。
気持ちをリフレッシュする時にはレモン。精油を嗅ぐだけ直ぐに気持ちがスッキリします。私の使用するオイルの中でも出番の多い精油の一つです。
今ではオーガニックのレモンも入手出来ますし、庭でも実がなりやすいので我が家では果実も良く使います。
レモンの果実を切った時に溢れ出す清々しい香りを深い呼吸で肺いっぱいに吸い込むと体が浄化されるよな気持ちになり、レモンスライスを入れたお水も体が浄化される感じがしませんか?実際にレモンには体の浄化作用があると言われています。
レモン果実は生魚類を調理した包丁や手にレモンの皮を刷り込み洗い流すと生臭い匂いがきれいに消えてくれます。シンクも皮でこすると綺麗になりますし、洗剤を使わず調理に使用済みのレモンの果皮を使い、レモンは我が家のコンポストに入れないのでゴミになる前に最後まで使い切る。これ気持ち良いです。
私の台所近くにはラベンダー、ティツリー、レモンなど精油を常備しています。これらの精油は、私の生活の中で救急箱に入っているチンキのような感覚で、消毒に、軽い切り傷に、火傷をした時に使います。
さてこのレモンの精油、止血効果があると言われますが、料理好きな旦那さんの台所では火傷、切り傷を負うことが、たま〜にあります。台所は刃物、火を扱う場所なので家の中で1番怪我をしやすい場所だと言ますし(我が家では、もちろん旦那さんが!ダントツで何かとやってくれます。。)
軽い傷口の止血には、レモンの精油を塗布すると素早く止血してくれます。
「傷口にレモンの精油なんて!なんて痛いことをするのっ!」痛い痛いと言いますが、もちろん傷口には滲みますので。。。結果、レモンの止血の速さに驚きます。
そしてイボ。もうかなり前の話になりますが、レモンの精油がイボに良いと知り、アロマセラピストの友人達と、それなら実際に試してみようと何度か試したことがあります。イボってウィルス性のものは親が出来ると他へもうつるもの。
彼女の太ももに出来た大きなイボの部分だけに、毎日レモンの精油を綿棒で塗り続けること10日ほど。ポロッと取れました。
私の首周りに出来たウィルス性ではない、オデキイボ(首回りなどに出来る老化性イボと言われるもの)に、毎日綿棒で塗り続けること2週間(塗布した際は少しピリピリ滲みましたが)ポロッとれました。
古くから言われていたレモンの精油がイボに良いというの本当でした。
昔の人等はどのようにしてこれらを知ったのか、、日本の言い伝えも同じく
太古の人達は植物とのリレーションシップ、叡智を知ることが出来たのだろうなと私は思っています。
さて、レモンは古くから、食中毒の解毒作用、感染、リュウマチに効果があるとみられ、血圧降下、血液に関係することに広く使われてきました。レモン果実と同じく体を浄化する働きが強いのでセルライト、リンパマッサージなど良いとされよく使われています。そして古い皮膚細胞をとりさり、活気のある肌にもしてくれます。
このレモンの香りは、リフレッシュ効果がとても高いので、頭の働きを明晰にし集中力を高めてくれます。そして少し興奮しエネルギーが上に上がり過ぎた時には冷静にしてくれます。
レモンには消毒特性があるので、この時季の我が家では風邪予防に、殺菌効果のあるいくつかの精油とディヒューザーで焚いています。
また、家族の発熱を伴った風邪や咳にはレモンの体温を下げる効果を使っています。
レモンの果実には、まだまだ沢山の叡智があります。彼らが今まで生き延びてきた叡智。
レモンとの私の経験や使用法を少しお話しましたが、どこにでも目にするレモン、あの黄色い果実を皆さんが出逢う時、また違う角度からレモンを面白く見てもらえたらいいな、、そう思います。
*レモンは光感作と敏感肌には刺激がある場合もあるので注意は必要です。