香りの美術館 1
- Ai of Essencedot
- Jan 3, 2020
- 2 min read
ここへ訪れることが出来ました。
香りの博物館。
ここは調香師である彼女が30年以上かけて集めた香りのコレクションを
博物館にした香りの館です。
2年前にオープンしたことを知り、サンフランシスコへ帰る際には訪れたい、、
引越してからなかなかタイミングが合わずでしたが
先日、彼女の知り合いの方に出逢い、美術館の話をしていたら
今回のサンフランシスコ行きで実現しました。
サンフランシスコ市内からベイブリッジを越え
車で20分ほどのノースバークレーの閑静な住宅内にある彼女の家の隣に作られたもの。

ノースバークレーの閑静な住宅内を歩きながら辿り着くまでのプロセスも
とても気持ち良い。
賑やかなストリートから少し離れた所に館はあります。
館の扉を開けると明るい光の差す部屋には沢山の美しい香りのボトルが目に飛び込みます。
まず、レセプションで館内の説明を聞き、いざ館内を。。。
ここには天然のオイルから、植物だけでなく動物から採取された香りも並べられており
殆どのボトルは直に蓋を開けて香りを嗅ぐことが出来ますし、沢山の書物も直に手に取り読
むことも出来ます。
ハーブや樹脂などが沢山と詰まった引き出しの中から、大好きなスパイクナードの根を見つ
けたとき、香りの姿を見ることの出来る喜び。はたまらない。
精油の元の姿、この植物から採られるエッセンス。

ここは天然の香りの宝箱。沢山の資料、香りの元の姿。
100年以上のローズのエッセンシャルオイルやサンダルウッドのエッセンシャルオイル。
これは色々な種類のバラの香りのボトルたち。
薔薇の種類によってこれだけも香りの違いを嗅ぎ比べることが出来ます。

殆どの展示品は手に取り、蓋を空けて香りを嗅ぐことが出来ますから
もちろん香りはどんどん消えて、柑橘系、特に天然の物だと速く酸化してもいくものもある
のでどれくらいの頻度で中身を変えるのか尋ね
これだけの瓶の底にフエルトに染み込ませたエッセンシャルオイルを定期的に
入れ替える作業、メンテナンスを思うと
こうして彼女の香りの情熱、仕事へのエッセンスをこうしてパブリックにオープンしてもら
えることに心から感謝しかない。
消えていく香りの命、この香りを記憶したい。
静かな館内で、香りの粒子のおしゃべりは賑やか。
気づくと時間は過ぎているのに、まだ、入り口付近。
館内は時間制限があり1時間です。。。
Comments