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  • Writer's pictureAi of Essencedot

香りの美術館 2



植物から採れる香りのエッセンシャルオイル以外の


動物から採れる香りについては


あまり知りませんが、展示されていました。


動物由来の香りとは、皆さんご存知なのはムスクと呼ばれるものでしょうか?


今では動物愛護の観点から合成科学的に作られたものに変わってきていますが


シャネルの香水などの花や果物の香りを引き出す役目には欠かせない香り。




香料は4種類の動物しかとれません。


ジャコウネコ、マッコウ鯨、ジャコウジカ、ビーバー




マッコウ鯨から採れる香り、流涎香(アンバーグルリス)



これはマッコウ鯨の腸内で消化出来なかった餌が結石になると言われています。


鯨の体内から排出された結石は海の流れに漂い、浜辺へ打ち上げられ


偶然に見つけられる大変貴重なもの。


竜涎香の成分には鯨の餌であるイカやタコの嘴、成分が含まれているそうで


ここにはイカの嘴、なども展示されていました。


鯨の体内からも見つかることもありますが、偶然に見つかる賜物。


高価なものになります。浜辺で見つけた人が思わぬ収入を得ることがニュースにもなるほ


ど。




雄のジャコウジカの腹部にある分泌液を乾燥し抽出したものがムスクと呼ばれるもの。




ビーバーの分泌液を粉末にしたもの。


バニラのような香りになることから、ベリーなどの香りを引き立てるそうで


なんとアイスクリームの香りつけに添加されているのだそう〜


そして、シャネルの香水にも。。もちろん化学合成されたものですが。





ジャコウネコの分泌液から採られるシベット。


これはシャネルNO.5のにも使われています。


花の香り、フルーツなのどの甘い香りを断然引き立てる効果があるのだそう。


今ではもちろん乱獲により絶滅だと言われている動物、香りのための


その部分だけを採取するために、命あるものを殺める行為は

香りを楽しむ、平和で幸せになれる気持ちとは、全く相反するものです。


今では殆ど人工的に合成されたものに変わっていますが


これらの成分が、人々を魅了することは今も変わりません。




昔から今も、これほどまでに人々は香りに魅了され


香りと心と体の関係。嗅覚と脳のと香りの神秘。


私たち人間の体臭にも、人と人を引き寄せたり、不快に感じたり


やはり香りの成分を私達は持っています。


う〜〜ん ほ〜〜と うわ〜と 


一人で香りを嗅ぎ比べて、唸っているけど


気付いたら、まだ館の半分も回れていません。。。。




















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